空間の印象を一変させる
「壁仕上げ・窓まわり」のプチリフォーム
新築時には思い切ったコーディネートができなかったという方も、リフォーム時には好みのインテリアにあわせてアクセントクロスを選んでみたり、窓まわりをお気に入りのファブリックで彩ってみたりと、少し大胆になれるところもあるのではないでしょうか。そんなコーディネートの実例をピックアップしました。
飴色の木部には落ち着いた色合いを
年とともにだんだん飴色に変わっていくパイン材。
リビングダイニングなど、面積の広い場所のアクセントクロスには、ブルーグレーや紺などの落ち着いた色合いが良く合います。
人気が高いフィンレイソンのデザイン
北欧フィンランド最古のテキスタイルブランド「フィンレイソン」。
何十年もの間親しまれている人気の定番デザインと、トレンドカラーやモチーフをとらえた新しいラインナップは国内外で広く親しまれています。
PAMPULA(パンプーラ)
縦に連なる不揃いの毛糸玉が、流れるように美しいリズムを表現したこの柄は、フィンランドデザイン黄金時代のノスタルジックなデザインをサミ・ヴッリがモダンで斬新にアレンジしたものです。
ANNI(アンニ)
フィンランドの女性の名前から名付けられた花柄のデザインは、2018年にオスミ・コスキネンによってデザインされました。シンプルなシェイプと細かなディティールのないパターンは、素早くごくわずかな筆のタッチで制作したとのこと。明るく、やわらかなアクセントを入れたいときなどに向いているデザインです。
CORONNA(コロナ)
1958年、アイニ・ヴァ―リによってデザインされた幾何学的でシンプル、そして現実的なクラシックデザイン。「毎日の生活に美を」という当時のキャッチフレーズを象徴的にあらわしたスタイリッシュでタイムレスなパターンです。
William Morris(ウィリアム・モリス)
英国の思想家、詩人であり近代デザイン史上に大きな影響を与えたウィリアム・モリス。「役に立たないもの、美しいと思わないものを家に置いてはならない」という言葉をのこしたモリスのデザインは150年以上経っても、なお新鮮な魅力に満ちています。
ここでご紹介する写真は3点ともウィリアム・モリスの代表作である「いちご泥棒」。モリスの自然を題材にしたモチーフは、木製の窓とも良く合い、北欧のテキスタイルと並んで、高い人気を集めています。壁紙やテキスタイルなど、カラーバリエーションも豊富です。
自然素材で仕上げる塗り壁
珪藻土や自然素材のケルザイムを原料とした塗り壁材も人気です。消臭、調湿効果があり、健康に配慮した快適な空間にできるのは、うれしいポイント。またカラーも豊富で、好みの色やテクスチャーで仕上げることができます。
仕立て方で印象の変わるファブリック
せっかく選んだお気に入り生地。同じものでも仕立て方で完成度は変わります。柄の大きさやモチーフのリピートを考えながら、生地の素材にあわせてこだわって仕立てることで、そのデザインは一層引き立ちます。
廃番になってしまったデザインもイメージの近いものをご提案
壁紙やファブリックは意外と入れ替わりが激しく、数年単位で廃番になってしまうことがあります。デザインは同じで、カラーバリエーションが変わるのも日常茶飯事。見方を変えれば、トレンドとともに多種多様なデザインが日々生まれているということです。
その中からお気に入りの1点を探し出すのも楽しみのひとつでしょう。廃番になってしまったデザインの実例でも、気になるものがあれば「似た雰囲気のものを探してほしい」とオーダーすることは可能です。イメージに近いものをご提案させていただきますので、ぜひご相談ください。