間仕切をなくしてLDKが一変！
仲間と語らい趣味に耽る住空間に
よくお友達を招いて手料理でもてなされるというOさんご夫婦。
以前はご両親がお住まいだった二世帯住宅の1階部分を、「今のうちに、老後も暮らしやすい空間にしておこう！」とリフォームされました。
和室とリビングを仕切っていたふすまをなくし、対面式キッチンをオープンにすることで、開放感のあるひと続きの空間に。
長年使ってきた中での思いをリフォームで実現したキッチンをメインに、デザインも一体感のあるLDKが誕生しました。
| 築年数 | 約23年 | 工期 | 約1カ月半 |
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シンク上の吊戸棚をなくして、オープンキッチンに！
料理好きなご夫婦がおふたりで立てる、コの字型のキッチン。
セレクトされたのは、家具をつくるようにキッチンを考えるメーカー「CUCINA」です。
奥にはお酒のライトアップができるディスプレイも設計。
カウンターでグラスを傾ける至福の時間もできました。
シンクの上の吊戸棚をなくしたことで、リビングダイニングとゆるやかにつながる開放的な空間が完成。
緻密な設計によって、収納は以前より増えたそう。
カウンター下のデッドスペースには、リビング側から取り出せる便利な収納棚を設置。
オープンキッチンのため、生活感が出てしまう家電は隠せる仕様に。扉は炊飯器の蒸気が当たらないように調整しています。
リフォームで食洗機を新たに設置。「来客時なども本当に便利！」と奥様はおっしゃいます。
ゴミ箱は、サイズを合わせてすべて収納。必要なときだけ出して使えます。
引き出しが多く、小皿なども置くまでずらりと並べて収納できます。
スイッチプレートは、目立たないように木目のものをセレクトしました。
インテリアの一部ともなるオープンキッチン。水栓や扉などのパーツのデザインにもこだわりました。
木目の収納扉は、隣同士の木目も合わせた美しいつくりです。
和室をつなげてひと続きの空間に
ご主人はヨットが趣味、奥様も海好きというだけあって、テーマカラーはブルー。
北欧デザインのカーテンをアクセントに、光の加減でシルバーにも見えるブルーの布クロスを配しました。
その美しい色味を引き立てるのは、木の温もり。広々としたLDKが印象的です。
クローゼットの中には、アクセントクロスで遊び心をプラス。左側には仏壇スペースも。
ダイニングテーブルは、新築時からお使いだったカントリーテイストのものをリメイク。
アイアンの脚のうえに、ご主人が手をかけてメンテナンスした1枚板の天板をのせて、リフォーム後のLDKによく合うデザインに仕上げました。
空間を整理して、広々としたサニタリースペースに
鏡が小さく手狭だった洗面台は、一枚鏡やダウンライトを配して広々とした空間に。
メインのクロスは、明るいグリーンにチェンジしました。
洗練されたデザインの洗面器は、ドイツの水まわり製品メーカー「GROHE（グローエ）」のもの。
洗濯機を置くことも考え、収納棚の下の隠れる場所に蛇口やコンセントを設置しました。
ヨットのほか、サックスも吹かれるご主人は、レース帰りにライブの練習にと、お仲間が立ち寄ることも多いそう。
「キッチンやリビングは、天井の板などもまだ新しいですが、これから色づいてなじんでいくのも楽しみ」と奥様。
楽しいわが家は“愉しむ”わが家になったようです。